聖カタリナ学園 京都聖カタリナ高等学校白菊同窓会会員の皆さまには、ご健勝のこととお慶び申し上げます。また、日ごろより本会の活動にご理解とご尽力を賜り、心より感謝と敬意を表する次第でございます。
1951年、学校法人清香学園 菊花女子高等学校を吸収合併し、聖家族女子高等学校が設置されました。2001年には創立50周年を迎え、京都聖カタリナ女子高等学校と改称され、2006年、福祉科の共学化に合わせて、京都聖カタリナ高等学校へと校名変更が行われました。時とともに歩みをつづけ、今年で70年を迎えた伝統ある学園でございます。
本年は、新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが起こり、学校はもちろんのこと、会員の皆さまの日常も大きく変化したこととお察しいたします。一刻も早い収束を願うばかりでございます。
さて、私事ではございますが、私の母の姉妹たちは皆、菊花女子高等学校、聖家族女子高等学校に通っていました。そんな環境の下、私も絶対聖家族に行く!と幼い頃から決めていたものでした。そして、昭和48年の春、あこがれの聖家族女子高校に晴れて入学することができました。入学式では新入生代表として、ドキドキしながらしどろもどろの挨拶をしたことを今でも思い出します。
生まれ育った地域から別の地域へと、初めて電車に乗って通学するワクワク感、違う地域の中学校から来た友達と過ごす楽しい時間。当時の仲間とは、今でも交流が続いています。
ただ、在学中にはいろいろと煩わしい校則があり、嫌だなあ…と思ったこともありました。
けれども、今となってはそれも懐かしい思い出です。
高校時代に、人として何よりも大事なことを、当たり前に教わってきたということを今となって感じます。ほんとうに感謝の気持ちでいっぱいです。同じように感じておられる会員様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。これは、校訓である「誠実」「高潔」「奉仕」の精神を知らず知らずのうちに学んでこられたおかげではないかと思います。
母校、京都聖カタリナ高等学校が、人と神を愛する豊かな心を育て、個性を伸ばすきめ細やかな教育と社会に貢献できる人間の育成を目指しておられる今、私たち同窓会も理想を高く掲げて歩みをともにし、進んで行きたいと思います。母校のさらなる発展のため、会員の皆さまのご理解と同窓会活動への積極的なご参加、ご支援、ご協力を賜りたく、心よりお願い申し上げます。
最後に、会員の皆さまのますますのご健康とご活躍を祈念して、挨拶とさせていただきます。
聖カタリナ学園
京都聖カタリナ高等学校
白菊同窓会 会長 樋口 美佐子